喘息では好酸球性気道炎症が起こるため、呼気一酸化窒素(NO)濃度が上昇することがあります。この事を利用し、呼気NOを測定して気管支喘息の診断や喘息の程度を評価する事ができます。
当院では、喘息の診断性をさらに高めるため、呼気NO濃度を測る機械「NIOX VERO」(ナイオックス ベロ)を導入しました。
NIOX VEROによる呼気NOの測定は、簡便でかつ非侵襲的に測定が可能で、再現性に優れているため、臨床的に非常に優れた気道炎症のバイオマーカーと言われています。
簡単な検査法で、ゲーム感覚でできます。特に痛みや、苦しさは伴いません。ご希望の方はご予約時にお伝えください。
ATS/ERSの推奨では、FeNO測定は「50ml/sec±10%の呼気流量で10秒間呼出すること」と規定しています。NIOX VEROはこの条件を満たした場合だけ、呼気を分析し結果を表示します。